インフルエンザの流行がみられてきました。
当院では痛みの少ないインフルエンザ検査「nodoca(のどか)」を採用しています。
ご希望の方は下記のご案内をお読みください。
nodoca(のどか)はのどの写真や体温、自覚症状などをAIが解析することで、インフルエンザに特徴的な所見や症状などを検出する新しいインフルエンザ検査機器です。
これまでのインフルエンザ抗原検査キット(鼻に綿棒を入れて検体を採取する検査)に比べ短時間で検査ができ、痛みも少ないのが特徴です。
(参考)アイリスHP https://nodoca.aillis.jp/
国内11施設での治験での臨床成績は感度76.0%、特異度88.1%と、これまでの検査キットと比べても同程度の精度でした。
また、これまでのインフルエンザ抗原検査キットでは発熱後すぐには検出されにくく、時間をおいて再検査が必要なことが多くありましたが、nodocaは発熱後すぐでも感度が落ちることがないため、早期診断にも有用とされています(ただし、発症から1日以上経過している場合はこれまでの検査キットの方が精度が高い可能性があります)。
検査を受けるためには診察、のどの写真撮影の他、問診票の記載も必要です。
ご希望される方は診察前にスタッフまで申し出るか、web問診で「nodoca希望」とご記入ください。
また、以下の注意事項をよくお読みいただき、了承いただいた上で検査を受けてください。
・nodoca検査は6歳以上から受けることができます
・インフルエンザの型(A型、B型)を判定することはできません。
・これまでの検査キットと同程度の精度とされていますが、診断結果は100%正しいものではありません。特に、発熱後1日以上経過している方はこれまでの検査キットの方が精度が高い可能性があります。最終的には検査結果や診察所見をもとに医師が総合的に判断します。
・nodoca検査は月1回までしか受けることができません。
・nodoca検査とインフルエンザ抗原検査キットによる検査は同時に受けることはできません。そのため、nodocaの検査結果に納得いかないため抗原検査キットで再検査希望、などの要望にはお答えできません。
・インフルエンザ以外の診断はできません。コロナや他の感染症検査も同時にご希望される場合はnodocaによる検査は行わず、これまで通り抗原検査キットを使用します。
・吐き気の強い方、のどの診察で吐き気を起こしやすい方、暴れる方は危険を伴いますので検査はできません。
・nodocaで撮影した画像は医療の質向上、学術研究及び、公衆衛生の向上に役立てる取り組みの一環として、個人を識別することができないように個人情報を加工した上で第三者へ提供される場合があります。
nodocaによる検査を行うためには、事前に問診票に記載をしていただく必要があります。
問診票の回答によっては検査結果に大きく影響するため、検査をご希望される場合は病状を把握されている方が必ずお付き添いください。
問診内容については以下の問診票をご確認ください。
(参考)nodoca問診票
問診票の内容が不正確であった場合は正確な検査ができませんので、検査をお断りしますのでご了承ください。
*その他、診察の結果インフルエンザ以外の感染症が疑われる場合もnodocaによる検査を行わない場合があります。
ご理解のほどよろしくお願い致します。