経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)についてのご案内
経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)について

フルミストは鼻にスプレーするタイプの経鼻インフルエンザワクチンです。
注射の痛みがないため、注射が苦手なお子さんにも接種しやすいワクチンです。

効果について

弱毒化したインフルエンザウイルスを鼻の粘膜に吹き付けるワクチン(生ワクチン)であり、インフルエンザに感染したときと似たような状況を体内で作ることで免疫を得ることができます。
従来の注射タイプのワクチンと比べても同等~高い感染予防効果があり、効果の持続期間も注射タイプより長く続くとされています。

(参考動画)
https://youtu.be/FUaptzVvRmU?si=3UE6UbvH7ZLId2qV&t=38

接種年齢について

2歳~18歳のお子さまが接種できます。
2歳未満および19歳以上の方は接種できません。

接種回数について

注射タイプと違い、2~12歳のお子さんでも1回の接種で終了となります
*ただし2~8歳で「一度もインフルエンザにかかったことがない」かつ「インフルエンザ予防接種をしたことがない」お子さんは2回接種が推奨されています。

接種方法

左右の鼻に0.1mlずつワクチンを噴霧します

ワクチン接種ができない方

以下の方はフルミストの接種はできませんのでご注意ください

・接種当日に明かな発熱のある方(37.5℃以上)
・接種当日に急性疾患にかかっている方
 特に鼻水、鼻づまりが強い方は接種の効果が弱くなる可能性がありますので、原則として接種は行いません。
・卵で強いアレルギー症状を起こしたことがあり現在除去している方
・ゼラチンアレルギーの方

・免疫機能に異常がある方、免疫抑制剤を投与中の方
・アスピリンを内服中の方
・気管支喘息の治療を行っている方、1年以内に喘息発作のあった方
・妊娠している、もしくは妊娠の可能性がある方
・その他、医師が不適当と判断した方
 *治療中の基礎疾患をお持ちの方は接種可能か事前に必ず主治医にご確認ください


また、このワクチンは生ワクチンですので、28日以内に他の生ワクチン(MR、水痘、おたふくなど)を接種された方は接種できません。
同様に、フルミスト接種後28日は他の生ワクチンを接種することはできません。

ワクチンの副反応について

ワクチン接種から3~7日程度した後に鼻水、鼻づまり、せき、のどの痛み、頭痛など、軽い風邪をひいた時のような症状が現れることがあります。
約半数の方で上記の症状がみられ、1割程度で発熱もみられることがありますが、ほとんどの場合は軽症で自然に改善します。

注意事項

・今年度は在庫数が少ないため接種できる人数は限られます。先着順になりますので、ご希望の方は早めにご予約ください。
・今年度は時間の都合上、他のワクチンとの同時接種は行いません
・接種時に暴れたり大泣きすると上手く接種ができなくなる場合があります。接種前には必ずお子さんにも「鼻にスプレーするワクチン」ということを説明しておいてください。